実施期間: 2019年~


目的:沖縄にルーツのある研修員の沖縄アイデンティティが強化され、沖縄のソフトパワーを活かした地域活性化について学び、帰国後は彼らが主体となり所属する日系地域の活性化案が提供されることを目的とする。

実施内容:本研修対象者は沖縄県系人であり、研修開始前からルーツ沖縄に対する思いや関心が高かったアルゼンチン、ブラジル、キューバ、ボリビア、ペルーの5カ国5名が参加しました。沖縄の第一線で活躍する講師陣による質の高い講義、視察、演習、体験の組み合わせにより、沖縄のソフトパワーを期待以上に良い形で体感できるような研修内容になりました。また、「第5回世界ウチナーンチュ学生サミット」や「ウチナーンチュネットワーク形成交流会」など、研修を通して、沖縄県の行政と市民、そして研修員を含む県系日系人が真剣に意見交換及びネットワーク形成ができる場を提供しました。結果として、様々な角度からの沖縄の伝統・歴史・文化・自然のソフトパワーを体感するだけでなく、人と人とのアイデア交換が、より良い相乗効果を研修にもたらすことができたことが、研修員より報告されました。また、中南米各国の県人会の活動や沖縄県系コミュニティーの抱える課題について、研修員は十分な現状認識を保有しており、「沖縄アイデンティティの再認識」と「沖縄と中南米のウチナーネットワークの強化」という同じ目標に向かい、研修員同士でも連携を深めることができました。

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